2002/11月29日

去勢手術

ついに一生に一度の日が来てしまいました。
病院に予約を入れてから、毎日お風呂での語り合い(?)の時間に「今週金曜日は病院だから、がんばってね」とか「木曜日はお昼からゴハンもお水もダメなんだよ」などと話しかけていました。
ジッと顔を見つめられ、ときおりため息をついたり、「ふ〜ん」と言ったり。
分かっていないと思うんだけど、そのリアクションを見るに、ちょっとかわいそうな気分になりました。

そうして迎えた28日(木)。11:30頃、新しいゴハンをあげて、昼12:00にはそれとお水をすべて片付けました。もちろんバスルームのドアも閉め、洗面台にはタオルを敷いて水滴を舐めないようにしておきました(やりすぎ?)。
そのまま出勤して、いつものように夜帰宅すると、お出迎え&おかえり〜の挨拶。
落ち着いた頃ゴハンのコーナーへ向かうカミュですが、そこには床があるだけ。
「あ、ニャイんだった」という顔で私のほうへ戻ってきます。
こんなことを2〜3度繰り返しましたが、今までやったことのない甘え方をしてくれておねだりをしているように見えました。
こちらも毎日のクセで、ついゴハンを出したくなりましたが、「あ、あげられないんだった」と気づいて椅子に戻るという状態でした。
この日は、膝ふみふみと膝乗りもしてくれて、たまには絶食も良いもんだと思ってみたり。
ごめんニョ、カミュ。
人間でも1日食べられないとイライラするのに、本能の抑制が難しいであろう猫は相当スゴイことになるだろうと覚悟していたんですが、夜中も暴れず明け方になっても鳴かないので、その立派な態度に一目置いてしまいました。
でも野生動物は狩ができなかったら、その間食べられないから、それを思えば何てことないのかも?

さて、手術当日の朝。私が出かける用意をして、「カミュ〜、病院行くよぉ。一緒におでかけだよぉ〜」と声をかけたら、トイレに走っていって、用を足してからキャリーに入りました。
ショーに行くときも、たしかそんな感じだったかも。やるなぁ。
病院到着11:00。先生には「まぁ、大っきくなったワねぇ〜。ナニも立派になって〜」と言われながら体重測定、5.2kg。
そして、納得のいかない内容が書かれた“同意書”にサイン。
16:00には迎えに来てもらってダイジョブ、とのことで入院させてきました。
仕事を片付けて17:30頃にお迎えに行ったら、もう目覚めていたんですが目がうるうる。
麻酔は注射ではなく吸入タイプのものだったとか。
毛も剃られてないし、傷跡もなく、ただ病院に預けて引き取りに行ったような感じでした。
入院中も非常におとなしくて良い子にしてたと聞いて安心しました。
翌日から6日間、化膿止め薬を投与するだけで良いらしいです。
帰宅してからは私の膝からずっと離れず、たまには手術も良いもんだ、なんて思って……ません。
というワケで、ご心配をおかけしましたが無事に終了しました。

19:00 手術跡が気になるようで、舐めたりしてました。
20:00 ダルそうにして、電池が切れたように寝てしまいます。